●後悔するのをやめる

 コントロールできないものをコントロールしようとすることほど愚かなことはありません。

 「コントロールできないもの」にはいろいろな種類ものがありますが、その中でも一番厄介なのは「過去」でしょう。

 「あのとき、あんなことをしてなかったら、今ごろこんなひどい目にあってなかったのに…」

 私たちは、自分が望んだとおりの結果が得られなかったとき、往々にして後悔するものです。

 しかし、後悔するということは「コントロールできないもの」である「過去」をコントロールしようとすることに他なりません。

 私たちが変えられるのは、「これから」だけなのです。

 ですから後悔することはまったく無意味なだけでなく、貴重な「今」という時間も無駄にすることになるのです。

 ふと後悔しそうになったら、すぐさま「今、自分にできる最善のことは何か」を考えましょう。

 そして、それをすぐ実行に移すことです。
 
 そしてまた後悔しそうになったら、同じことを繰り返すのです。

 後悔する暇もないくらい頑張っていれば、いずれ新しい道がどんどん開けてきていることに気づくでしょう。