●失敗を学習経験として活かす

 失敗はだれでもするのです。

 あなただけが失敗するのではないのです。
 
 あなたから見て、ものすごく立派に思える人でも、実は数々の失敗をしてきているのです。

 ただ、彼らは失敗してもクヨクヨしなかったにすぎません。

 彼らはクヨクヨする暇があれば、一歩でも前進しようとします。
 
 なぜなら、失敗はだれもがすることであり、クヨクヨしても何もならないことを知っているからです。
 
 だから彼らは、失敗したら失敗したで、その失敗から何かを学ぼうとするのです。そして一日一日、一ヶ月一ヶ月、成長していくのです。

 一回一回成功するか否かはそれほど重要なことではありません。

 一回や二回成功することは、それほど難しいことではありません。しかもそれでは大きな成長はできません。

 本当に重要なことは、失敗したとき、それをどう成功に結びつけられるかです。

 失敗したとき、その事実だけに囚われていては、前進することはできません。

 しかし、失敗したことを謙虚に受け止め、同じ失敗を繰り返さないようにすれば、前進できます。失敗が学習経験として活きてくるからです。

 何かにしくじったとき、「失敗した」と考えるのではなく、「これから先は、こういう方法ではやらないほうがいいということが分かった」と前向きに考えてみましょう。

 人生、たいていのことなら、やり直しがきくのです。

 やり直しがきかないとすれば、それは単にあなたが諦めたからにすぎないのです。