ロンドン大学遠隔教育での勉強に使った参考書(哲学部) |
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Reading Philosophy: Selected Texts with a Method for Beginners
この本は哲学部に入学した後、ロンドン大学から送られてきたテキストです。 哲学を勉強していこうという人が最初に取り組むべき本で、重要な概念、たとえば、「懐疑」「自己」「悲劇」「平等」「ジレンマ」「自由」「因果」などを、有名な哲学者の著作からの抜粋を通して学ぶ本です。 この本の巻末には、ロンドン大学の最終試験の問題例も掲載されていますので、自分が実際に解けそうかも知ることができます。 この本はロンドン大学哲学部の必修科目「Introduction to Philosophy」のテキストでもありますので、勉強したことが試験に直結します。 ロンドン大学に入学すれば、私のときと同じように無料で送ってくれるかも知れませんが、入学する前に自分が本当に哲学部に入ってやっていけそうかどうかを確かめてみたいという人は、この本だけでも先に入手して勉強してみるといいかも知れませんね。 |
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Philosophy a Guide Through the Subject ロンドン大学哲学部(遠隔教育)の基本テキストともいえる本。 これ1冊で、哲学のかなりの部分がカバーされています。英語で哲学を勉強してみたいという人には、ぜひお勧めの本です。 扱っている分野は、認識論、方法論、形而上学、ギリシャ哲学、倫理学、美学などです。 |
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Philosophy 2: Further Through the Subject 上記の本の第2弾ともいえる本。 内容的に、上記の本を読み終えてから読んだほうがいいかと思います。 扱っている分野は、心理哲学、言語哲学、数学哲学、自然哲学、宗教哲学、中世の哲学、インド哲学などで、上記の本と比べれば、やや専門性が高い分野です。 かなり分厚い本なので、これ1冊で、相当勉強ができます。 |
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Introduction to the Philosophy of Science 「Methodology(方法論)」という科目で使いました。 ベイス理論とか、科学と非科学の境界線とか、さまざまなテーマがあります。 神学部の「Science and Religion(科学と宗教)」という科目でも使うことができます。 |
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Theory Of Knowledge: Second Edition (Dimensions of Philosophy Series) 「esptemology(認識論)」という科目で使いました。 認識論における主要な考え方が紹介されていますので、認識論をしっかり学びたい人にはお勧めの本です。 250ページ程度の本ですが、文字が小さく、内容も高度なので読みごたえがあります。ただ、認識論は日本語訳で学んでも難しいものは難しいので、最初から英語で読む人であれば、むしろ英語で学んだほうが易しいと感じるかも知れません。 |
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God, Reason and Theistic Proofs (Reason and Religion) 「Philosphy of Religion(宗教哲学)」という科目で利用しました。 神の存在は証明できるのかといった哲学的問題をあらゆる角度から検討。 その他、宗教的経験は信頼しうるのかといった問題も扱っています。 200頁程度の本で、専門書としては読みやすい本でした。 |
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Our Idea of God: An Introduction to Philosophical Theology 「Philosphy of Religion(宗教哲学)」という科目で利用しました。 神の概念、神の善、神の力、神の存在、神の永遠性などを取り扱った本です。 |
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An Introduction to Ethics (Interpretations) 「etics(倫理学)」という科目で利用しました。 倫理学の知識がない人向けの本で、著者の個人的見解は控えめにし、倫理学の全体像を紹介してあります。 200ページ程度の本ですが、文字が小さいので、分量としてはけっこうあります。 この本は神学部の「キリスト教倫理学」でも利用できました。 |
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The Empiricists (A History of Western Philosophy) 「近代哲学(デカルト・ロック・バークリー・ヒューム)」という科目で利用しました。 この本は経験主義論者に特化した本です。 ベーコン、トーマス・ホッブズ、ロック、バークリー、ヒュームなどが取り上げられています。 経験主義をじっくり学びたい人にお勧めの本です。 |
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