1科目に費やすトータルの時間

 ロンドン大学遠隔教育では、1年に履修できる科目数は原則4科目が最大です。

 ですから、1科目でもいいし、2科目、あるいは3科目でもいいのです。

 いや、他のことで忙しければ、0科目でも、何のペナルティもありません。

 さて、では1科目あたり、どれくらいの時間の勉強が必要でしょうか。

 大学から来たガイドブックには、1科目あたり150時間を想定していると書かれてあります。

 その配分の例として、一週間あたり5時間を30週間、あるいは、一週間あたり10時間を15週間と書かれてあります。

 この150時間というのは、英語のネイティブを想定してのことなのか、ノンネイティブを想定してのことなのかは書かれてありませんが、遠隔教育といっても、受講生の多くは英語のネイティブであることを考えれば、ノンネイティブを限定的に想定したものではないと思います。

 ということは、ネイティブ並みのスピードで勉強できる人でなければ、150時間より多めに考えていたほうがいいでしょう。

 私の過去の経験からいっても、この1科目150時間というのは、あながち間違った数字とも思えません。私自身も、やはり1科目あたりこれくらいの時間は割いていたように思います。

 特に日本人が日本で勉強する場合は、参考書を入手する手間がかかる場合がありますので、その辺も少し考慮しておいたほうがいいでしょう。

 これは1科目での話ですので、1年に3科目とか4科目とか受けようと思っている人は、この3倍も4倍も時間が必要になると考えたほうがいいでしょう。

 もちろん、個人差はありますので、例外的につめこみ式で素早く習得することができる人もいることでしょう。

 しかし、大学のガイドブックにも書かれてあるとおり、つめこみ式で乗り切ろうとするより、毎週定期的に勉強するほうがはるかに効率的だと思います。これは私自身、実感として感じているところです。


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