●「オーストリア政府公認ドイツ語検定B1」受験体験記(2010年7月4日)

(1)試験当日 
 2010年7月4日(日)、オーストリア政府公認ドイツ語検定B1を受験した。
 この検定は過去に2度受けて、2度とも不合格になっている。何が悪いというのではなく、そこまで実力がないというのが正確なところである。しかし合格まであとわずかの点数であったので、がんばれば合格できると信じていた。
 ただ、他の勉強などで忙しかったため、ドイツ語の勉強があまりできないままの受験であった。ただし、会話はベルリッツに25レッスン通って特訓をした。これは、こうでもしないかぎり、面接試験に合格するはずがないと観念したからだった。
 受験場は日本大学文理学部であった。ここでこの試験を受けるのは2度目である。見渡したところ、受験生は私の級では9名だけだった。毎回、これくらいの人数である。男性は私を含めて2名、あとはすべて女性だった。年齢は、全員、見たところ20代のようだった。
 読解問題にしても、リスニングにしても、やはりオーストリア政府が作成しているだけに、難しい。特にリスニングはチンプンカンプンだった。
 試験準備としてドイツ語を読む時間はあまり取れなかったものの、リスニングに関しては相当、ドイツ語を聞きこんでいただけに、ここまで聞き取れないものかと愕然となった。
 この試験は、当日に面接試験がある。今回は25レッスンのドイツ語のレッスンを受けて試験に臨んだため、多少、心に余裕があった。話すのも、前回よりはスムーズに行ったように思えるが、ただどうなるかはわからない。
 不合格になったらなったで再度受けるしかない。合格になったら、上の級を目指す。ただ、それだけである。私はドイツ語を楽しみながら勉強しているので、試験の結果は、それほど拘っていないのである。


(2)試験結果
 この試験を受けるのは3回目だったが、1回目も2回目も、試験日の翌々日に「不合格通知」が届いた。だから翌々日に何からしら通知が来ると予想していた。しかし、翌々日にも来ず、その次の日も来なかった。そこで私は、「ああ、これはきっと合格証書を発行する手間がかかるから遅れているのだ。ということは合格したのだ」と悟った。案の定、木曜日には大きな封筒が届き、中には合格証書が入っていた。