●「知的財産管理技能検定2級」受験体験記(2010年5月30日)

 2010年5月30日(日)、工学院大学新宿キャンパスで「知的財産管理技能検定」の特例講習および終了試験を受けてきた。

 数年前、「知的財産検定」の2級に合格していたのだが、「知的財産管理技能検定」という国家資格が登場し、「知的財産検定」の合格者は特例講習を受け、終了試験に合格すれば、その検定も合格ということにさせてもらえるという特典がある(ただし、この特例講習はいつまでもあるのではなく、じきに終わるので興味のある人は急いだほうがいいだろう)。

 私は「知的財産検定」の2級に合格していたのだが、その場合、特例講習は3時間、試験が40分である。12時にスタートし、4時に解散という形になる。特例講習は実質45分の講習が3コマで、1コマが終わるごとに15分の休憩があるので、それほど大変なことはない。「知的財産検定」が準2級だった人はもう少し講習の時間が長いようである。

 見渡すところ全体の9割近くが男性であった。年齢層は見たところ30代から50代くらいが多く、若そうな人はあまり見あたらなかった。おそらく知的財産を扱う部門に配属されている人たちなのだろう。
 肝心の特例講習の内容だが、知的財産の基本的なことが中心で、「知的財産検定2級」に合格している人は、すべて復習の内容であった。そもそも45分の3コマでは、そこまで突っ込んだ話にはなりえない。
 
 3コマ終了した後に終了試験があった。すべて3択問題のマークシート式であり、40分で20題しかない。「知的財産検定」は2級といえども、それなりの難易度のある試験だと思うのだが、この終了試験はそれに比べると遙かに簡単だった。選択問題なら4択がスタンダードだと思うのだが、3択だし、しかも20題だけなのだ。20問を解くのに、ゆっくりやっても20分弱しかかからなかった。5分で見直しをしても、15分もあまった。

 私は20問全問正解だと確信している。そんなレベルの試験であった。もっとも、この日に先だって5日間くらいは勉強していたし、また、3コマの特例講習の話の中にヒントがいくつかあったので、ここまでできたのであって、勉強もせず、特例講習を聞いていなかったら7割程度のできだったかもしれない。
 
 合格基準ははっきりとはわからないが、6割乃至7割だと特例講習の講師が言っていた。合格はまず間違いないとみている。結果は7月7日に発送してくれるらしい。