このページでは、数多くあるドイツ映画の中からお勧めしたい映画を選んで、私の率直な感想とともに紹介します。
パソコン再生ソフトによっては、日本語字幕だけでなく、ドイツ語字幕も出せますので、ドイツ語の勉強にも適しています。ちなみに私の利用している再生ソフトは「PowerDVD」。参考のため、私の経験から、何語の字幕が出せたかも併記しておきます。
ハートフルなドイツ児童文学を映画化した作品（字幕＝ドイツ語、日本語）
金持ちの家の女の子である点子ちゃんと、貧しい家の男の子アントンの友情を描く、ハートフルな物語。
ハラハラどきどきという場面もありますが、最後は、ハッピーエンドで終わるので、「めでたし、めでたし」という感じになれます。あらすじはリンク先にあります。
恋愛を取るか、出世を取るか考えさせられるコメディタッチのドイツ映画（字幕＝英語、日本語）
ひょんなことから運良く広告会社に就職できた青年のストーリー。ジャンル分けは難しいが、サクセスストーリーでもあり、コメディっぽくもあり、恋愛映画の要素もありといった感じの映画。
ドイツ語字幕が出せなかった点が、ドイツ語学習者としては少し残念でした。
「もしあのときこうしてたらどうなったか」が３つのストーリーで楽しめる（字幕＝日本語のみ）
２０分で１０万マルクという大金を用意しなければならなくなったローラが奔走するストーリー。
３つのストーリーは、シチュエーションこそは同じだが、ちょっとしたローラの決断の違いによってこうも展開が変わるのかと思わせるほど面白い。
他に類をみない構成で、テンポもよく、コメディ的な要素もあり、楽しめる。
ふたりのロッテ [DVD]
両親の離婚により離ればなれに生活していた双子姉妹がひょんなことから遭遇し…（字幕＝日本語のみ）
お互い、一人っ子だと思っていたルイーズとロッテ。しかし、サマーキャンプで出会い、あまりにもお互いが似ていることから、本当は双子であり、それぞれ離婚したお父さん、お母さんに１人ずつ引き取られていたことを知る。
双子姉妹は、なんとかして４人で暮らせるように努力する。結末は見てのお楽しみ。
エーリッヒ・ケストナーの児童文学の映画化作品、子供たちが力を合わせて詐欺師をぎゃふんと言わせる物語（字幕＝日本語のみ）
父子家庭のエーミールは父の入院に伴い、ベルリンの祖母の家に行くことに。
しかし、その途中で詐欺師にお金を奪われてしまう。その詐欺師からお金を取り返すために、大勢の仲間たちと一緒になって作戦を開始する。
無事にお金は取り戻せるのか…。
ナチスの迫害から逃れてアフリカに移住したユダヤ人一家の切ないストーリー（字幕＝日本語のみ）
ナチスの迫害から逃れるために、まったく知らないアフリカに移住した際のカルチャーショックの中で、いさかいが耐えなくなる家族。やがて、時が経ち、ドイツに戻れるようになったとき、ドイツに戻りたい夫とアフリカに残りたい妻は決断を迫られる。
アカデミー外国語映画賞受賞作品。
ドイツ語、英語、スワヒリ語の３つの言語が飛び交う。ドイツ語の勉強としては今一歩か。
性欲と愛欲を扱った作品（字幕＝日本語のみ）
幼い頃に育児放棄され、別々に育った異父兄弟の物語。
兄は教師となり結婚もしていたが、性的な衝動を抑えられない人間に。一方、弟は、性欲を押し殺して分子生物学者になり、研究に没頭。
そんな二人が再会し・・・。
性欲と愛欲を扱った作品。
ドイツで大ヒットした作品（字幕＝日本語のみ）
ドイツのとある高級レストランに集う人たちの人間模様を描いた作品。
内容は、タイトルから押して知るべしといったところでしょうか。
登場人物が入れ替わり立ち替わりしているので、一度見ただけでは、良く分からないかも。
もっとシンプルな映画だと入り込めたかもしれないけど…。
やんちゃなおばさん連中が夢に向って暴走するが…（字幕＝日本語のみ）
残りの人生も短くなったおばさん連中が、クルーズで楽しもうと思い立ち、その資金を作るため強盗を働こうとする。
しかし、人生、そんなにうまくはできてはいない。
どういう展開になるかは見てのお楽しみ。しっかりとドイツ語のリスニングの勉強にもなります。
ブレーキが利かなくなった暴走自動車をどうやって止めるかハラハラドキドキの展開（字幕＝日本語）
赤ん坊を含め４人が乗った自動車がなぜかブレーキが利かなくなり暴走を続ける。
放っておくと、大惨事になりかねない。
それをどうやって食い止めるか、ハラハラドキドキの展開。
コンピュータマニアのアリッサとトーマスのカップルが大手企業のコンピュータに侵入するサスペンス（字幕＝日本語）
重大な秘密を知ったアリッサは狙われることになってしまうが…。
ドイツが生んだ文豪ゲーテの身に実際に起こった物語をベースに製作された映画。
２３才のゲーテは作家になることを望んでいたものの、なかなか才能が開花せず、裁判所の実習生になる。そんな折、ある女性と出会い、深い関係になる。しかし、彼女は、父から、裕福な男性との結婚を勧められ、なかば強引に婚約させられてしまう。
それを知ったゲーテは深い悲しみにくれてしまう。そこからゲーテはどうやってその苦悩を乗り越えるのか。失恋を経験したことのある人には、身につまされるような切ない映画です。
