●TCF

 2014年2月16日、飯田橋のアンスティチュ・フランセでTCFを初受験した。

 どれくらいの受験生がいるのかと思いながら受験会場に向かったが、けっこうな受験生がいたのには驚いた。

 私はオーストリア政府公認ドイツ語検定も何回か受けにいったことがあるが、受験生が少なかったのが印象的だったので、TCFも受験生の数は少ないかなと思っていたのだが、意外に人数が多かった。

 TCFは英語のTOEICに似ていて、合否はなく、出来不出来はスコアであらわされる。

 初受験なので、別に何点であろうが、まったくかまわないので、リラックスして受けられた。

 問題はリスニング30問、文法20問、読解30問の合計80問。

 口頭試験はオプションなので、受けたくない人は受けなくてもよい。

 リスニングの問題が開始された直後に、ある受験生の携帯電話が鳴り出して、しかも、すぐに止めてくれるのかと思ったら、なかなか止めてくれなかったので、それに気を取られている最中に、すでに1問目は終わってしまっていた。

 私は別にフランスに留学するわけでもなく、フランス語の仕事を探しているわけでもないので、スコアにはこだわっていなかったから良かったものの、スコアを気にしている人は腹立たしかったであろう。

 さて、とは言うものの、私もそれで調子が狂ってしまい、リスニングはまったく不調に終わった。

 仏検3級のリスニングはかなり高得点が取れたが、TCFはまったくといっていいほど歯が立たなかった。

 さらに文法、読解と進んでいったが、自信をもって答えられたものは80問中10問もなかったかもしれない。

 思うに、仏検3級にギリギリ合格したくらいのレベルではTCFを受けるレベルまで達していないように思う。

 まあ、今回の受験は初めてだったこともあり、受験しただけでもよしとしたい。

 今の私は6月の仏検準2級のことで頭がいっぱいである。

 なお、TCFを初めて受験される方には、問題集をひととおり見ておくことをお勧めしたい。