●仏検3級

 2013年11月24日、仏検3級に初挑戦した。

 受験会場となったのは私の母校、青山学院だった。久しぶりに訪れる表参道は驚くほどおしゃれになっていた。横文字の看板だらけで、思わず、ここは外国か? と思うほどだった。

 私が青学生の頃、こんなに外国語の看板を掲げた店が多かったけ? と思う。中にはフランス語で書かれた看板もあり、「フランス語を勉強しておけば、こういうのも分かるんだよなぁ」なんて思いながら、受験教室に向かった。

 仏検5級、4級と受けて今回初めて3級を受けることになったのだが、あいかわらず女性の受験生の比率は高い。ただ、3級ともなると、多少は男性の比率も高かったように思う。私の教室を見渡すと3割くらいは男性だった。

 さて、肝心の試験のほうだが、今回は勉強時間も短かったことだし、「予行演習」のつもりで受けた。問題を解いているときも「これは落ちたな」と何度も思った。それくらいの実力しかなかったのだ。

 思い返してみれば、私がやったことといえば、単に単語を詰め込み、対訳本を3冊読み、フランス映画のDVDを10本くらい見たくらいだ。

 正直に言うが、私は「フランス語を楽しもう」」という気持ちで勉強していただけで、文法書は一切やっていない。語尾がコロコロ変わるのは覚えきれないし、最初から覚える気もなかったのだ。

 仏検は受験後にすぐに模範解答がもらえるようになっている。そこで私は受験後、喫茶店に入って昼食をとりながら自己採点してみた。

 案の定、記述式のところはほぼゼロ点。「こんなので合格するわけがないなぁ」と思いながら、一応、何点取れているかをチェックするためにも自己採点してみると…。

 なんと68点。

 記述式のところはほぼゼロ点だが、逆に言えば、それ以外のところはほぼ満点だったのだ。

 合格基準点は6割〜7割と言われているが、過去の3級の実績からいえば、毎回60点のようである。

 ということは、もしかして合格?

 もし合格していたら、これで一段と弾みがつく。来年の6月は準2級に挑戦できるし、来年の秋は独検準1級に挑戦できる。

 合否発表が楽しみである。