●数学検定準2級

 2013年7月21日、数学検定準2級を受験した。

 受験会場は早稲田大学早稲田キャンパス。

 かれこれ15年くらい前、まったくといっていいほど勉強せずに数学検定3級を受験したが、これは一発で合格。

 その後、ビジネス数学検定というのがあるのを知り、受験。これも一発で合格。

 ビジネス数学検定というのは、ビジネスに直結した数学の検定であるから、一般常識が通用する場合があるが、数学検定準2級は、基本的に学校で学ぶ数学なので復習が必要である。

 実際、過去問を見てみると、復習しないと解けそうにない問題ばかりだったので、試験前日まで勉強を重ねて受験した。
 といっても、私の場合、勉強に費やしたのは12日間だけだったが。

 準2級はレベルとしては高校1年とされているが、高校2年レベルの問題も多少含まれるようである。

 受験会場に着くと、すでに大勢の受験生がキャンパス内で待っていた。ちびっこばかりかと思っていたらそうでもなく、中高年とおぼしき受験生も少なからずいた。ただ、大半は中高生のようであった。

 驚くべきは、男性ばかりであったこと。やはり数学とかIT関連は男性が多い。女性はほんとに少数だ。

 一次試験は60分で15問を解く。

 私は「今回は一次だけ合格すればいいか」という気軽な気持ちで受けたのであるが、一次は15問中14問は解けた。一次だけの合格でも、永続的に保証される一次の合格証がもらえる。70%以上の正解率で合格なので、合格は間違いないだろう。受けた甲斐があったというものだ。

 さて、一次試験が終わる頃、電卓をもってきていなかったことに気づいた。二次試験では電卓も定規もコンパスも使用可であるが、定規やコンパスばかりに気をとられていたので、電卓を持参するのを忘れていたのだ。

 「今回は二次試験は不合格でもいいから電卓なんかどうでもいいか」とも思ったが、もしも今回二次試験も合格できれば、次の検定で2級に挑戦できるので、気を取り直して一次試験と二次試験の休憩(30分ある)の間に大急ぎで近くのコンビニに飛び込み、電卓を買ったのだった。これが980円。

 二次試験は90分で10問を解く。一次と違って60%の正答率で合格とされる。

 私は「今回は二次試験に関しては予行演習のつもりで受けよう」という気軽な気持ちで受けていたのだが、意外や意外、解ける問題が多かった。

 まったく手も足も出ない問題は10題中1題で、残りの9題は考え方としては間違っていないと思う。ただ、計算違いや勘違いがわるかも知れないので、ボーダーである60%が取れているかどうかは分からない。楽観的な予想としてはギリギリでもいいから60%以上取れていてくれたらいいなというところである。

 短い期間(12日間)での数学の復習であったが、勉強を再開した当初はまったく手も足も出ない状態ではないかと思っていたものの、意外や意外、12日間しかなかったにも関わらず、健闘したと思う。なにより、数学の魅力を再発見したのが良かった。

 どこまでいけるかは分からないが、もし今回準2級に合格していたら、次は2級を狙いたいなと思っているところである。