●仏検4級

 2013年6月23日、仏検4級に初挑戦した。

 受験会場は明治大学(明大前)だった。

 15年くらい前に、まったくの独学で仏検5級に挑戦したことがある。そのときは受験生のほとんどが若い女性だったことを記憶しているが、今回の4級も圧倒的に女性が多かった。ただ、5級のときと比べると、若干、年齢層は上かなという印象を受けた。もっとも多くは若い女性ではあるが。

 15年くらい前に5級に合格したとはいえ、5級は本当の入門レベルでしかないし、それ以降、まったくフランス語の勉強はしていなかった。月曜から日曜もフランス語で言えなくなっており、数字も10まで満足に数えられなくなっていた。「まったく忘れていた」というのが私のフランス語の実力であった。

 上級者から見れば4級も5級も大差ないと思うかもしれないが、勉強するものにとっては大違いで、4級の問題集を初めて見たときは、まったく解けない問題ばかりなのには焦った。「これで本当に4級に独学で受かるのか」と思ってしまったくらいだ。

 今回、私は13日間の猛勉強で4級に臨んだのだった(というのも、ちょうど2週間前までは「日商簿記検定4級」対策の勉強に専念しており、フランス語の勉強に手が回らなかったからである。13日前までにフランス語に関してやっていたことといえば、4級対策向けの単語をコツコツと覚えていただけであり、問題集や参考書はいっさいやっていなかったのである)。

 さて、実質13日間のフランス語の猛勉強の結果、どうなったのであろうか。
  
 私は、試験が終わって明大前から渋谷に移り、渋谷のフランス式カフェで昼食を取りながら自己採点をした。すると、なんと93点。満点に近い点が取れていたのには驚いた。しかも、リスニング(配点34点)が満点だったのには驚いた。合格基準は60点だから、余裕の合格である。

 なぜ、たった13日間の猛勉強で93点が取れたのか。

 私は、正直、語学上達にはある「秘訣」があると確信しており、今回、わずかな勉強期間しかないのに、あえて仏検4級に挑戦したのは、それを自ら実証するためだったのである。
 
 そして、私は自分の「秘訣」が本物であったとの確信を強めた。というのも、私自身、ほんの3、4日前までは、合格できるか可能性は50%くらいしかないと本気で思っていたのだ。

 さて、仏検4級でこれほど高得点を出してみると、いずれ3級にも挑戦みたいという気も出てきた。私が確信する「秘訣」を使えば、3級も合格できると確信している。ただし、今年の秋はドイツ語検定準1級に全力投球するため、今年の秋に仏検3級は受けるのは控えておこうと思う。

 なお、フランス語学習参考書のページも作っていますので、興味がある人はリンク先に飛んで行ってみてください。