●お薦めドイツ語学習参考書

 このページでは、数多くあるドイツ語の学習参考書の中から選んで、私の率直な感想とともに紹介します。

辞書なしで学べる入門ドイツ語の最初歩―新正書法対応
 ドイツ語を初めて学ぶ人はもちろんのこと、中級学習者も文法のおさらいをする上で使える参考書。これからドイツ語を勉強しようと思っている人にはぜひともお勧めの書です。
 この本の特徴は、最初から最後までまさに辞書なしで学習できるという点です。例文中に使われているドイツ語単語はすべて日本語訳が載っています。また、読み方もカタカナで載っていますので、口に出していうのも苦労いりません。
 活字も大きく、スラスラ勉強し続けられる点もうれしいものです。途中で挫折しがちな外国語学習も、この手の本で自信をつけるとあとが楽です。
 ある程度の実力がついたあとでも、文法のおさらいに使えます。私自身、ドイツ語検定2級に合格した後でさえも、ときに見返したりします。

 

はじめてのドイツ語会話
 初めてドイツ語会話を勉強する人にとっても、ドイツ語検定の面接試験対策としても使える会話本。
 最初のひとことから、街での会話、友達との会話、トラブルを解決するときの会話など、丸暗記すべきフレーズが満載。しかもCD付きなので、繰り返し聞いていれば、いつの間にかたくさんのフレーズがスラスラいえるようになります。
 読んだり書いたりするドイツ語と話したり聞いたりするドイツ語はずいぶん違うものです。かなり読解力がある人であっても、簡単な言い回しが出てこないことはよくあることで、ドイツ語会話の経験値が少ない人は面接試験のときにあがって頭が真っ白になりがちでしょう。そんなときも、よく使うフレーズを頭にたたき込んでいれば、なんとか対応できる可能性が高まります。
独検4級突破単語集
 ドイツ語初心者はとにかく単語を覚えること。というのも、あるていど単語を知らなければ、まったく話にならないからです。そこで、ドイツ語を学ぼうと志した人は、とにかくこれをマスターしましょう。
 最重要単語とも言える単語ばかり収録されています
 効果的な単語の学習法はこれをマスターした後でも間に合います。ドイツ語検定4級対策にもぴったりです。
ドイツ語の手紙
 オーストリア政府公認ドイツ語検定B1には、ライティングの試験がありますが、今までの出題傾向として手紙を1通書くのが通例です。そこで試験対策として何冊かドイツ語の手紙の書き方の本で勉強しておくといいでしょう。本書はお勧めの一冊です。
 発信地や日付、呼びかけの言葉、結びの言葉など、いくらライティングの力があっても、手紙特有の表現は必ず覚えておかなければなりません。また、豊富な実例も載っていますので、手紙の内容を充実させるのにも大いに役立ちます
 もちろん、上記の検定試験だけでなく、実際にドイツ語で手紙を書く機会のある人には、もっていて損はない本です。
絵で見るドイツ語 (スルーピクチャーズシリーズ)
 ドイツ語を学ぼうと思い立った人が真っ先に取り組むべき本です。外国語が嫌いになる原因はわかりにくいということでしょう。確かに、どの外国語も日本語とはかなり異なっていますから、すんなりと理解できるほうがおかしいのです。特にドイツ語は語尾がころころ変わるので、几帳面にやろうと思えば、それなりに苦痛を覚えるでしょう。
 ドイツ語が好きになるには、まずドイツ語に慣れること。頭で覚えようとする前に、体で覚えること。この本は絵を見ながら、簡単なドイツ語を耳と目で確認できるようになっています。ですから、繰り返し聞いているうち、自然とドイツ語に慣れる仕組みになっているのです。
今すぐ覚える音読ドイツ語 (東進ブックス)
 この本は「日常生活」「社会生活」「ドイツ文化」「文学・音楽」「環境」「学術」の6つのカテゴリーで、それぞれの分野で使われるドイツ語単語を紹介しています。
 無味乾燥な単語暗記作業も、テーマ別にまとめてえ覚えると興味も湧くし、覚えやすくなります。
 単語集ではありますが、単語だけでなく例文も豊富です。ページ構成としては、例文が見開き2ページあり、続いてその例文で使われた単語解説が見開き2ページ、以下同様というものであるため、単に単語を丸暗記するのではなく、例文における単語の使い方も分かります。しかも嬉しいことに、例文は最初のほうは易しく、徐々に難易度があがっていますので、無理なく実力を向上させることができます

ドイツ語ステップアップ
 読む、書く、聞く、話すという4つの能力を総合的に養うことができるように編集された初級者から中級者向けの参考書です。
 簡単な例文から始まり、単語と文法のレベルも少しずつレベルアップできるようになっており、すべてをマスターすれば、ドイツ語検定2級程度の実力がつけられると謳われています。
 ある程度ドイツ語を勉強した人が、しばらくの間ドイツ語から離れた後、復習に当てる用途にも使えます。特に、文法の復習にはぴったりです。もちろん、初学者もこの本で無理なく勉強できます。

 
ふれあいのドイツ語
 1年ほどドイツ語を学んだ人が、それまで学んだ単語を使って相手とドイツ語でふれあうための本。
 読んでばかりのドイツ語学習だとなかなか会話は上達しないもの。そこでこの本は、いくつかの場面にしたがって、相手とコミュニケーションを取るためのドイツ語の表現が学べるようになっています。
「自分を語る」「日常の行動」「人に会う」「レジャー・遊び・趣味」など、どの単元からでも勉強できるようになっています。
これ一冊でドイツ語会話力もグンとアップ。
German Picture Dictionary
 入門者から使える、図入りの単語集。最も使われる1200語ていどが収録されている。
 日本の出版社から出されているものではないので日本語の解説はないが、英語とドイツ語を対比させてあるので、逆に覚えやすい。というのも、英語とドイツ語はとても似ているからである。
 単語だけでなく例文もあり、例文の英語も対比させてあるので、文としての使い方も分かる。
 図入りであるため、楽しく学べる本。

 
ドイツ語の小説を読む〈1〉ベル:きまぐれな客たち
 ドイツ語の初級文法を終えた人向けの学習書。
ドイツ語の小説を読む〈2〉ベル:ある若き王様の思い出
 ドイツ語の初級文法を終えた人向けの学習書。
 ベルのユーモアとあたたかさに満ちた作品を取り上げ、ドイツ文、文法説明、日本語訳の3本立てで実力をつけられるようになっている。
 CD付。
ドイツ語スピーキング
 カフェでコーヒーを注文する、ブティックで洋服を買う、タクシーで行き先を説明するなど、いろいろな場面でドイツ語会話ができるようになるための会話力養成教材。
 リスニング+シャドーイングで話す力が身に付く。
 CD付。