●ギリギリ不合格の受け止め方
私は、この記事の執筆段階で、すでに117種類の資格に合格してきています。
というと、ものすごく頭の良い人と思われるかも知れませんが、そんなことはありません。謙遜ではなく、本当にそんなことはありません。
私がそれだけの数の資格を取得しているというのも、ただそれだけ受験した回数が多いからにすぎません。
もちろん、努力はしています。でも、頭が特別いいというわけではなく、ただ努力したからというだけに過ぎず、だれでも努力すれば達成可能なことだと思っています。
というのも、117種類の資格に合格したといっても、不合格の数も半端な数ではないからです。 要するに「打数」が多いのです。
プロ野球でも、通算ホームランの数が多い選手は、それだけ打数も多いですよね。それと似ています。
しかし、これだけ「打数」が多くなると、1打席1打席での結果、つまり、合否にそれだけこだわりがなくなってきます。
私のように莫大な数の試験を受けていますと、1点差で落ちるということも何度も経験します。
だれでも、1点差で落ちると、すごくショックを受けると思います。それは私にも経験があるので、分かります。
「通算打数」が少なければ少ない人ほど、それを深刻に受け止めてしまうのではないでしょうか。
しかし、私のように、「通算打数」の数が多ければ、たしかにショックを受けるには受けますが、一晩眠ればスッキリ忘れて、次の「打席」に向かえます。
なぜかといえば、「通算打数」が多ければ、1点差で落ちるという経験も多いけれど、逆に、ボーダーラインぎりぎりで合格した経験も多いからです。
だから、運がついているときもあれば運がついていないときもある、今回は運がついてなかっただけだと割り切ることができるのです。
プロ野球に喩えていえば、ホームランになるかならないかというときがありますよね。
無風であればスタンドに入っていたはずなのに、向かい風が吹いて外野フライに留まったということもありますが、逆に、無風であればスタンドに入っていなかったのに、追い風が吹いてホームランになったということもありますよね。
打数が多ければ多いほど、そのどちらも沢山経験します。
そして沢山経験すればするほど、1打席1打席の結果を、クヨクヨ悩むこともなくなるでしょう。
というのも、悩んでもしかたがないことだ、と分かるからです。
ギリギリ不合格になっても、深刻に悩まないことです。
不合格になったことで、「自分は頭が悪い」とか「何をやってもダメなんだ」などと思わないことです。
そして、深刻に悩まなくなるには、とにかく多く「打席」に立つことが一番の薬だと思いますね。
「打席」に立つ際に重要なことは、努力すれば合格できそうな資格を選んで受けることです。というのも、失敗体験ばかりが積み重なると、ますます自信を失うからです。
逆に、成功体験が重なっていれば、一度や二度、不合格を経験しても、それほど深刻に悩まずにすみます。
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