●賃貸経営実務検定(大家検定)2級

 2012年8月9日、「大家検定2級」を受験した。
 
 CBT受験なので、自分が好きな会場、自分の好きな時間帯を選んで受験できる。
 
 私は、秋葉原の受験場で受験した。

 受験勉強としては、『「金持ち大家さん」になる! アパ・マン満室経営術 』を2回半読んだだけであり、他には何もやっていなかった。

 そのため、合格できるか自信はなかった。なかったけれども、すでに受験を申し込んでいたため、逃げるわけにもいかなかった。まあ、ものは試しだという感じで受けることとなった。

 50問の四肢択一問題を1時間で解く。

 最初の3問がチンプンカンプンだったので、その時点で合格は諦めてしまった。

 あとはもう、適当、といったら語弊があるが、やる気を喪失したままリラックスして受けたのだった。
 
 ところが、問題を解いていくうち、分かる問題がけっこう増えてきたのに気づいた。

 最後までやってもう一度見直してみると、意外や意外、6割くらいはできていそうだった。
 
 落ちていることを覚悟して採点ボタンを押してみると、合格。

 70点以上が合格のところ74点取れていた。

 上記の本は、その著者も述べているとおり、試験範囲の約6割をカバーしている。その本そのままの問題は出ないが、常識をフルに働かせれば、ある程度の正答率は保証されると考えていいだろう。

 ただし、逆にいえば、約4割は上記の本以外から出ている。

 ではどこから出るのか。答は、宅建や不動産業界の常識、あるいは、法律の一般的な常識問題といったところだろうか。

 私は昨年、宅建をボーダーラインに1点足りずに不合格というところまで行っていたため、その知識が役に立った。

 そういうわけで、上記の本は受験に必須であるが、それ以外の知識も求められる試験である。実際に大家歴が長い人ならなんとかなるかも知れないが、そうでない全くの素人の人は、宅建の参考書なども目を通しておくといいかも知れない。

 とにかく、大家さん、あるいは、大家さんになろうという人は、大家検定2級の勉強は必須といっていい。

 私が通ったからいうわけではないが、よりよい大家さんになるには、こういうことをコツコツと勉強しておくのが大切だと思う。