●本で勉強VS授業で勉強

 大学の通信教育の場合、少なくとも7割くらいは、独学になります。(授業で多くの単位を取れる大学もありますが、それはあくまで例外でしょう)。

 独学の場合、基本的にたった一人で本を読み、レポートを書き、試験勉強します。

 こういう勉強に慣れてしまうと、「勉強は本さえ読めれば一人でできてしまうんだ」と思いがちです。

 まあ、学部レベルの場合、しかも文系の場合、だいたいは独学でできると思います。

 独学に慣れてしまえば、わざわざ大学まで通って授業を受けるよりも、自分の好きなときに好きな場所で勉強できる独学のほうが効率が良いように思えてきます。
 
 実際、講義で理解するより、その時間をずっと本で理解したほうが速い場合も多いでしょう。

 ただ、授業を受けたほうがはるかに理解しやすい分野もあります。

 私の経験で言えば、論理学。
 
 もう一つは、今、私が授業をうけている、証券市場論。

 証券市場論には、いろいろな計算式が出てきますが、これはやはり独学では理解に時間がかかりそうです。ポートフォリオ理論の計算にしても、デリバティブの計算にしても、一人だけで本で理解するのはちょっとしんどいかな。

 論理学にしも証券市場論にしても、記号とか数式が多いので、やはりこういうのはなかなか本だけではとっつきにくいのですね。

 通信の場合、どの科目を独学で勉強するか、どの科目を授業で受けるか、それを吟味することも重要だと思います。

 もっとも、授業で教える範囲とか、先生にもよるかもしれませんけれど。