●ITパスポート

 2012年2月8日、「ITパスポート」を受験してきた。会場は大手町の某ビルであった。

 この試験は2011年秋からCBT受験が可能になり、受験しやすくなったので、前々から受験しようと思っていたのであった。

 私は、すでにCIWファンデーション、WEB検定(3種類)、P検準1級など、レベルこそ高くはないにせよ、IT関連資格はかなり取得しているので、ITパスポートくらいなら、簡単に合格するだろうとタカをくくっていたところがあった。

 一応、参考書2冊と問題集1冊を買ったが、正味で4〜5日くらいしか勉強しなかった。読んでいない箇所も多くあった。

 さて、前置きはさておいて、試験場での体験談に移ろう。

 平日の昼間ということもあり、受験生は20人くらいで、一見すると大学生くらいの人が多かった。男女比は半々くらいであろうか。

 CBTではあるが、アールプロメトリックセンターとは異なり、午後2時に一斉にスタート。試験時間は2時間45分である。

 問題は100問。質問の出題分野はストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系の3つであり、ITに強くても、ストラテジ系やマネジメント系の勉強をしていなければ、合格は難しいだろう。

 問題を解き終わったら、挙手をして退室できる。1時間くらいすると、ちらほら退室者が出始めた。

 私はというと、2時間弱のところで、やっと終了。

 やはり計算問題や見たことのない問題は手間取って時間が奪われてしまった。といっても、制限時間が2時間45分なので、時間的には余裕はあったのではあるが。

 試験の点数は625点であった。やはり4〜5日の勉強では良い点は取れないものである。

 ITがある程度分かっている人であっても、ストラテジ系やマネジメント系は別の分野なので、しっかり勉強しておくことをお薦めしたい。私はその点の勉強をおろそかにしたまま受けたので、点数が伸びなかった。

 合格基準点は一応600点以上とされているが、問題の難易度によっては基準点は調整されることもあるようなので、合否発表までは気が抜けない。まあ、25点も上回っているのであるから、合格率80%くらいはあるとは思うけれど。

 しかし、「ITパスポート」でこのていたらくでは、次の目標である「基本情報技術者試験」はどうなることやら。

 まあ、あまり将来のことを憂えてもしかたないので、今日は合格基準点超えをしただけでも良しとしておこう。