●ロンドン大学の過去問について

 ロンドン大学の最終試験対策として是非利用をお勧めしたいのは過去問です。

 正直なところ、過去問があるとないのとでは勉強の効率が全然違います。

 過去問は特に自分で努力して入手する必要はありません。なぜなら、毎年、ロンドン大学から送られてくるからです。

 最初の年には、過去3年間分の過去問が送られてきます。ですから、少なくとも3年間分の過去問を見ることができます。翌年には、さらに最新1年分の過去問が送られてきますから、合計4年間分の過去問を見ることができます。

 ロンドン大学の試験に関していえば、過去問を眺めながら勉強していれば、大きくはずれることはありません。なぜなら、だいたい類似した問題がでるからです。

 論述試験ですから、類似の問題はでることはあっても、まったく同じ問題は出ないと思われます。ですから過去問をそっくりそのまま出たものとして解答を用意していても、それほど意味はないでしょう。

 しかし、過去問を眺めながらポイントだけを頭にしっかり入れておくことは大切です。問われるのは、そのポイントだからです。
 
 過去問を初めて見たとき、その難しさに驚く人は多いでしょう。しかし、焦る必要はありません。すべての問題が解けなければならないのではなく、自分が解答したいものを選択して解答するようになっているわけですから、すべてがすべて解答できなくてもいいのです。

 私の専攻で言えば、10問くらいあるうち3題を選択して解答することになっています。ですから、3問できればいいのです。しかも、合格だけを目指すのであれば、35点取れればいいのですから、2問しっかり解答すれば合格はまず間違いないのです。

 一つの分野でも、勉強しようと思えば、範囲は限りなく広くなります。しかし、過去問に絞って勉強を進めていけば、だいたいポイントはつかめるはずです。