●英単語はどこまでやる?

 英単語はいったいどこまでやればいいのでしょうか。

 この質問に対し、答は人それぞれでしょう。

 英検1級に合格するまでとか、仕事で支障なく英語が使えるようになるまでだとか、翻訳家になれるまでだとか、いろいろな答があると思います。

 あるいは、英単語力などは無視していいんだという人もいるかも知れません。

 かくいう私も、英単語はいったいどこまでやればいいのかと問われても、きっと返答に困っていたでしょう。

 しかし、「英単語検定」という英単語に特化した検定試験が登場したおかげで、ここまでやるべきだという明確な基準ができたように思います。
 
 その基準というのが、「英単語検定1級」です。

 英単語検定1級はネイティブレベルと謳われていますが、実際、かなり難しい単語が出ます。
 
 他の検定試験と比較は困難ですが、あえて比較するとすれば英検でいえば1級を超えるレベル、TOEICでいえば950点以上のレベルでしょうか。
 
 あくまで私の推測ですが、英単語検定1級に合格できる実力のある人であれば、少々難解な英語の本であっても、辞書なしで読めるはずです。

 ですから、そういう意味でも、(英語の専門家は別にして、一般の人は)英単語検定1級を英単語増強の最終ゴールとしていいと思います。

 逆に言えば、英単語検定1級に合格できる実力がついていないうちは、まだまだ英単語力としては不十分で、コツコツと英単語を覚えるべきだということです。

 試験時間も45分と受けやすくなっていますし、英語力を強化したいという人には、モチベーションを高めるためにも、ぜひお薦めの試験です。

 試験対策としては問題集も出ていますが、英検1級用の単語集でもかまいませんし、また、自身が英語の書籍を読んでいるときに未知の単語が出てきたら、その都度、電子辞書などを利用して、単語カードに書き込んで、コツコツ覚えるといいでしょう。