●リスニング中心の英語学習法
かなり英語力がある人であっても、英語を読むとなると身構えてしまうものです。
私はイギリスの大学院に2年留学していましたし、帰国後も英語を仕事で使っていますが、それでも英語が目に入ってくると身構えてしまいます。
英語を読むには、それくらい集中力が必要とされるということですね。日本語を読むのと違って、気軽に読むという感じにはなかなかなれないものです。
では、気軽に英語力アップを図れる方法はないでしょうか?
あります。それは英語の学習をリスニング中心にしたものにすることです。
なぜなら、英語の4つの技能である、リスニング、リーディング、スピーキング、ライティングのうち、最も取り組みやすいのがリスニングだからです。
方法はいたって簡単です。とにかく英語をたくさん聞くようにすればいいのです。
忙しい人であれば、通学・通勤時間を活用しましょう。電車に1時間乗っている人であれば、その間、英語を聞くようにすれば、往復で2時間も英語が聞けます。
英語を読むとなれば身構える人であっても、耳の中にヘッドホンをつっこんで英語を聞いていれば、それでOKなのです。
真剣に聞く必要はありません。真剣に聞こうとすれば、それが心理的プレッシャーとなり、長続きしなくなるおそれがありますので、聞き流すつもりでいいのです。
聞き流してさえいれば、英語のリズムが頭の中にインプットされます。それでいいのです。
私自身、サラリーマン時代に4年間、毎日、通勤電車内で英語のテープを聞いていたおかげで、TOEICのリスニング部門で満点が出せたのです。
英語が聞けるようになれば、当然、他の技能も底上げできます。ですからまずはリスニングで自信をつけることを目標としましょう。
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