●充実している日大のスクーリングシステム

 日本大学の通信教育課程はスクーリングの制度が充実しています。

 日大のスクーリングには大まかにいって4種類あります。
 
 3日または4日で集中的に受講する東京スクーリングおよび地方スクーリング(名古屋、札幌、郡山、福岡、軽井沢、神戸、仙台、宮崎、大阪、名古屋、三島、広島)、週1回の授業を7週間受講する夜間スクーリング、6日間連続で受講する夏期スクーリングです。ほとんどの通信生はこのうちいずれかを受講すると思いますが、この3種類以外にも通学生と一緒に年間通して受講する昼間スクーリングというのもあります。

 短期で取得できるという点では、東京スクーリングと地方スクーリングが最も早く単位が取得できます。ただし、短期であるがゆえに1日の授業時間がとても長いのが特徴的です。
 具体的にいえば、3日の場合は、540分、540分、390分です。4日の場合は、210分、480分、210分、480分です。

 夏期スクーリングは、午前は午前だけで終わり、午後は午後で終わりという時間配分です。ともに時間は230分です。
 230分の授業が月から土まで6日続き、単位取得となります。6日間だけで終了という点はいいのですが、やはり1日230分というのは結構集中力を維持するのが大変です。
 終わってみればどうってことはないと思うかもしれませんが、受けている間はやはり結構大変なものです。

 夜間スクーリングは週に1度、夕方に195分の授業を受け、7週間通うことで単位を取得できます。春、秋、冬と年に3度も受講のチャンスがあります。
 
 夏期スクーリングも夜間スクーリングも原則として水道橋付近で授業があります。「水道橋付近」とは、具体的に言えば、日本大学法学部、経済学部、通信教育部など日本大学の建物のどれかという意味で、すべて水道橋駅から歩いて行ける範囲にあり、何駅か離れたところにあるというわけではありません。

 時間的あるいは距離的にいって地方スクーリングしか受講できないという人は地方スクーリングしか選択肢がないでしょうが、水道橋まで通学できる人であれば、個人的には夜間スクーリングがおすすめです。(というより、私が個人的に好きなだけですが)。

 私が夜間スクーリングをおすすめしたいのは、週に1回のペースで7回くらい勉強するほうが、一番頭に入りやすいような気がするからです。
 1回授業を受けて、次の授業まで1週間あるので、その間にその科目の勉強ができますし、それが理解を深めてくれます。
 
 一方、短期であればあるほど、そういった自分で理解を深める勉強をする機会がなくなります。
 例えば、3日集中型のスクーリングだと、あっという間に終わってしまうため、自分で勉強する時間など限られてしまいます。
 そう考えれば、週に1回、7週間勉強するほうが真の意味で理解が深まるのではないかという気がします。

 あともう一つは、195分くらいの時間がちょうどいい長さだということです。個人差はあるでしょうが、それ以上になると、なかなか集中力を持続するのが困難な気がします。195分くらいが長すぎず、短すぎず、授業後に心地よい疲労を経験できるような気がします。もちろん、個人差はあるでしょうけれど。