●お勧めIT資格

 今や最低限のIT知識を獲得することはビジネスマンだけでなく学生や一般人にとっても必須条件と言えるでしょう。

 ただ、人間はものぐさなもので、何か目標がないかぎり、なかなか自ら率先して努力しにくいものですよね。

 そこで私がお勧めしたいIT資格をご紹介します。資格取得をモチベーションにしてスキルアップを目指しましょう。なお、お勧めしている順は、易しい順でもあり、かつ重要だと思う順でもあります。

(1)MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
 今の時代、書類作成にはワープロソフトや表計算ソフトが使いこなせるスキルは必須といえます。「一太郎ができるからワードは不要だ」と思う人もいるかもしれませんが、ワードを使用しているオフィスが多いことからも、ワードも使えるようになっておくべきでしょう。最低でもワードおよびエクセルは上級を取得することをお勧めしますが、余裕があればパワーポイント、さらに余裕があればアクセスも取得しておくといいでしょう。一人ではなかなか修得できないという人なら、パソコン教室に通ってでも修得しておくべきです。

(2)パソコン検定
 パソコンを使いこなせるようになるにはスキルだけでなく知識も必要です。その知識修得のモチベーションとしてパソコン検定の準2級まで目指すといいでしょう。準2級までは知識試験のみなので公式テキストなどで勉強しさえすれば合格できます。余裕があれば、実技テストもある2級に挑戦してみるのもいいでしょう。

(3)パソコン整備士
 パソコンにはトラブルがつきものです。いくらパソコンを使えるスキルや知識があっても、トラブルが起きたときにどう対処すれがいいのかがわからなければ、片手落ちです。幅広い知識を獲得するためにもパソコン整備士の資格に挑戦するといいでしょう。最低でも3級、余裕があれば2級以上を目指すといいでしょう。 

(4)ドットコムマスター
 今やインターネットを使いこなせることもビジネスマンの必須条件です。一般のユーザーならシングルスターを、自ら情報発信するユーザーならダブルスターまでねらうといいでしょう。難易度は上記の資格より高くなりますが、公式テキストで勉強すれば合格も不可能ではありません。

(4)WEB検定
 すべてで5種類の資格が用意されています。そのうちリテラシーが入り口の試験であり、その上位資格としてデザイナー、ディレクター、プロデューサー、プログラマーがあります。最低でもリテラシー合格を目指すといいでしょう。

(5)CompTIA Strata
 すべてで3種類の資格が用意されています。どれもIT全般の基礎的な知識・スキルを問う試験ですから、上記試験と併せて狙うといいでしょう。

(6)CIW
 自らWEBサイトを公開する人であれば、最低でもファンデーション、余裕があればその他の上位資格を狙ってみるといいでしょう。